デジタルデトックスの効果とメリット

デジタルデトックスで脳が活性化する効果あり!!メリットがこんなにあった

 デジタルデトックスを試すと普段どれだけ無意味にスマートフォンを触っているのかよくわかります。メール、ライン、ニュースなどあまりにも多くの情報に接するあまり時間と脳の働きを浪費しているだけなんじゃないかと思えてきました。

脳活性化もかなりできます

 アナログ化で本を読む時間が増えた、メモ書きをする時間が増えたなどのかなり大きな変化がありました。自分が感じた変化をメリットと感じるのか不必要な変化と感じるかは人それぞれですが、脳の活性化にも効果ありですよ。

デジタルデトックスの方法

デジタルデトックスのやり方は簡単

 デジタルデトックスとは、スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器を使わない時間を作ることで、不必要な情報によるストレスなど不健康な要素を排除してしまおうというもの。

 その方法ですが、いきなりスマートフォンの電源を切って、パソコンもスイッチを切ってしまおうという乱暴なものではありません。

 むしろそちらの方がストレスが溜まってしまいます。単純に急な停電で、電気も通信回線も使えない場合が発生すると、連絡を取るだけでも大変です。

 そんな状況をいきなり作ってしまうのは、かなりの負担でありストレス。

デジタルデトックスは自然なやり方が一番良い方法です

 理想的なデジタルデトックスは、自然な状態で行うのがベスト。例えば休みの日の午前中はデジタル機器を一切使わないというのはかなり効果がありますし、かんたんにできる方法です。

 実際にやってみたのは、一日のうちで朝の忙しいドタバタする時間にはスマートフォンを使って、午後はできるだけスマートフォンを使わないという方法。

 夜はパソコンも極力使わないようにする方法が一番長続きしました。かなり個人差がありますが、スマートフォンをしばらく見ないだけで、かなりデジタルデトックスの効果ありですよ。

デジタルデトックスになれると快適です

 慣れてくると日曜日は朝から夕方までスマートフォンを持たずに出かけてみたり。急な連絡があったり、調べものや乗り換えをスマートフォンで検索したいということがあったりしましたが、そういう時はできるだけリアルな人や看板からの情報を集める、いわばアナログ的な方法にしてみました。

スマートフォンを持たないと街中の情報が面白いように入ります

 これがなかなか面白い。あまり気づいていないことが多かった、街中の看板や案内表示の情報量の多さ。多すぎるぐらいの情報があるかと思えば、乗り換えの案内看板どおりに進んでいると迷子になったり。

 スマートフォンを持っているとGoogleマップで案内スタートとなるところを、あえて駅の案内表示や時刻表を見ながらのんびり過ごす。

デジタル社会はスピードが速すぎるかもしれません

 デジタルデトックスをやってみて感じたのは、スマートフォンを持っているとあまりに情報を性急に求めすぎて、スピードが速く手軽に済んでしまうことが幸福だと勘違いしている自分に気づきます。

 イヤ何それ、自己啓発的な感じ…?と思われるかもしれませんが、メモを取る、看板を見る、街中のポスターや広告を眺める、お店のディスプレイを眺めるといったことが、ごく当たり前に楽しめるようになります。

 おそらくスマートフォンを持っていると、気づかなかったような風景というか景色というか、そういったデジタル機器を持たないことで見つけられる視野の変化のようなものを感じることができます。

デジタルデトックスはゆっくりやるのがベストです

 デジタルデトックスは、いきなりゼロにしてしまうとストレスがかなり溜まります。あくまでものんびりとゆっくりと自分の生活の中に取り入れて試してみてください。

メリットあったと感じた4つの効果

デジタルデトックスのメリットがこれ

 デジタルデトックスを試すようになってから約2カ月。普段の生活の中では、ほぼ一日中パソコンに向かい、スマートフォンで連絡を取りながらの仕事をしています。

 そんな一日の中で、スマートフォンもパソコンも見ない時間を1時間ぐらい作ってみてはいかがでしょうか。そうやってスタートしてから、もう2カ月ぐらい経ちますが、スマートフォンやパソコンで流れる情報の多くがムダで不必要なものかということがよく分かります。

 この2カ月間デジタルデトックスを試して感じたメリットというか効果がこちら4つ。

  1. 本やメモなどアナログを活用するようになった
  2. 情報の断捨離ができた
  3. 物事について考える時間が増えた
  4. 熟睡できる日が増えた

 スマートフォンやパソコンを使わないということで、確かに不便だなと感じる部分があるのは事実です。今更アナログ的な生活に戻れるはずはないので、日常の中で少しだけでもデジタル機器を使わない生活をしてみるのもかなり面白いものです。

 ストレスが軽減できる部分もありますので、仕事や生活に支障のない範囲でトライしてみると、スマホですぐに検索するのではなく、いろいろ考える時間が増えたり、自分の頭で考えた方法を試してみたくなったり、考える時間というのはかなり増えると思います。

 デジタルデトックスで感じたメリットをそれぞれ詳しく書いていきます。

1.本やメモなどアナログを活用するようになった

デジタルデトックスはアナログの活用

 スマートフォンやパソコンを使わないわけですから、その代わりというかメモをするのがとても増えました。いろいろと考える時間や物事が増えたというのもあるのですが、手帳を新しく買って、ページや項目を増やしていくのもとても楽しいものだなと感じました。

 あとは文庫本や雑誌などを実際に買って読む機会が増えました。スマートフォンだと手軽に記事が読めてしまったり、まとめサイトなどでザックリとした情報しか手に入らなかったりしますが、本を読む時間が増えたのはかなり大きなメリットです。

本やメモをよく使います

 活字による情報の入手は、いかにもアナログ的で面白味がない部分でもあるかもしれませんが、本を読むと表現の範囲が広がるというのは事実で、ネットの情報は量が多すぎるなと感じた部分もありました。

 アナログ的な部分の良さもあって、自分で文字を書くという行為が記憶力や脳の活性化に多いにメリットがあると感じました。

 自分の言葉で文章を書くというのは、かなり頭を使います。文章の流れや小さな言い回しにもいろいろと考えてみたり。デジタルデトックスでは、頭を使う時間が増えたなと感じます。

2.情報の断捨離ができた

デジタルデトックスは情報の断捨離

 スマートフォンやパソコンでは、情報量があまりにも多すぎて、日常生活の中ではストレスの原因になってしまっているのではないかと感じます。

 例えばパソコンのブラウザで複数タブを開いたままにしてしまうのも、情報の取捨選択に迷っていることがほとんどで、本来必要のない情報だったりすることが多いです。

 そんな時には、ブックマークするなりしてシンプルな環境にしてしまうのが一番。

 デジタルデトックスをやってみると、必要のないニュースだったり、ブログやツイッターの情報が入ってくることがないので、これは情報の断捨離、遮断がきっちりできます。

 スマートフォンの通知で不必要なLINEやメールが来ることは日常茶飯事。いかに普段メールのチェックに不必要な時間を使っているかが良く分かるようになります。

ツイッターやブログは不必要なものかもしれません

 ツイッターやブログなども同様で、今現在必要のない交通情報や気象情報も、必要ならアクセスすればいいだけの話です。東京にいるのに、神奈川や埼玉の電車遅延のお知らせなどが流れてきても、あまり情報に価値はありません。そうした不必要な情報が距離を置くという意味ではもデジタルデトックスはかなり効果ありです。

 情報とは、本来自分にとって必要だったり、価値があったりするものを取捨選択しないといけないもの。一度情報がほとんどない状態にしてみると、何が欲しいのか、何をしなければいけないのか、本質的に必要な情報というものが見えてきます。

 情報の断捨離というのはかなり重要だなと感じました。

3.物事について考える時間が増えた

脳を使って自分の頭で考える時間が増えます

 本を読む時間やメモを取る時間が増えたことと同じで、アナログ的な作業が増えると、自分の頭で考える時間というのが当然増えます。

 仕事の内容についてパソコンを使わずにプランを立てるという方法をやってみると、これがなかなか面白いです。

 普段はパソコンで優先順位をつけた作業メモを片付けていくという方法を取ることが多いのですが、やるべき作業が直観的に頭の中に浮かんでくるように、いろいろな物事を考えて頭の中でシミュレートするようになります。

考えることで頭の中が整理されます

 本来パソコンで整理するのが一番いいのかもしれませんが、アナログ的なメモだったり、頭の中に浮かんできている事柄がかなりいい結果に結びつくことが多くなります。

 知識というのは脳に蓄積するのが一番いいのですが、スマートフォンやパソコンを持っているとすぐに検索できてしまうので、記憶という部分には残りにくいもの。

 そうした点では、考える時間や記憶を整理する時間が増えるのはかなりメリットがあるなと感じました。

4.熟睡できる日が増えた

デジタルデトックスは熟睡できます

 これは夜寝る前にパソコンやスマートフォンのバックライトを見ないことが一番大きいのかもしれません。

 特に寝る1時間前には、スマートフォンを開かないようにしておくと熟睡できることが多くなります。下手な睡眠薬よりははるかに効果があると思います。

 また頭の中でいろいろと考えながら眠ることも多いのですが、気が付いたら朝になっている、熟睡できた感をものすごく感じています。

 脳を使うと疲れるというのは、事実で毎日いろいろな事柄を考えて生活してみると、脳が疲労しているというのが分かります。

 その感じを持ったまま、家に帰って風呂に入って眠りにつくと、よく眠れます。

脳を使うと適度な疲労感があります

 ぐっすり朝まで目が覚めることもないので、熟睡したい方は夜のパソコンやスマートフォンは辞めた方がいいというのは事実ですね。

 デジタルデトックスでは、スマートフォンやパソコンから入ってくる情報量をコントロールして減らすことができるので、その意味では、自分の頭で物事を考えることが増えます。

 その結果として熟睡できるなら、これはぜひとも取り入れるべきではないかという気がしています。

脳が活性化するメリット

デジタルデトックスは脳が活性化できます

 デジタルデトックスを試してみて、考える時間が増えたいうのはかなり自分にとってメリットがあったことです。

 脳が活性化するというか、頭をよく使うのは計算だったり記憶だったりと考えてしまいがちですが、文章を書くのがもしかしたら一番頭を使うことではないかという気がしています。

 本を読むのは、情報を得るためでもあり、知識の蓄積や表現力を増やすという面ではかなり効果的です。

 アナログ的な生活に戻すというよりは、スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器で手に入る情報の便利さを理解しつつ、生活の中での情報をコントロールすることが、現代社会の中では、ストレスの軽減にかなり重要なのではないかと感じています。

 デジタルデトックスをやってみて、かなり生活の中で変化が生まれてくると思います。

 普段の生活の中で、スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器を常に見る毎日から少し変化をつけてみたい方、情報量が毎日の生活の中で多すぎるかなとストレスを感じて入る方には、ぜひ一度デジタルデトックスをのんびり、ゆっくり試してみてはいかがでしょうか。

 意外とスマートフォンを見なくても、毎日が楽しくなると思いますよ。